歯列矯正治療の後戻り防止:保定の期間
動的治療期間(歯を動かす期間)が終了した後,保定治療期間に入っていきます.
保定の期間は,未だに多くの研究がなされており,1年保定すれば充分という研究結果から永久な保定をしなければならないという意見まで様々です.
多くの医院で見られる保定期間とは,2年から2年半程度,もしくは動的治療期間と同程度のようです.また,保定装置を1日のうちに装着する時間もご飯を食べるときと歯を磨くとき以外の24時間から就寝時のみといったものまで様々です.
動的治療終了から3か月程度は,特に後戻りしやすいのでシッカリと保定装置を使わなくてはなりません.また,保定装置を使えずに後戻りしてしまった場合は,再度固定式の矯正装置を装着しなくてはならなくなります.