歯列矯正治療のテクニック:マウスピース型取り外し式矯正装置
ここ数年,アメリカから取り外し式の矯正装置が国内でも発売されました.
治療のながれは,以下のようになります.
1.治療開始時のお口の型をとり,石膏模型を作成
2.1ヶ月後に歯が動くであろう位置を予測した予測模型を作成
3.予測模型に合わせて透明なマウスピースを作成
4.患者さんはそのマウスピースを家ではめて1ヶ月間過ごす
5.1か月後,歯が動いたことを確認し,改めてお口の型をとり新しいマウスピースを作成
このような流れで治療が進んでいきます.
したがって,患者さんは歯列矯正治療をするために来院すると毎回お口の方をとり,新しいマウスピースに毎月変えて歯を動かしていく治療となります.
利点としては,取り外し式の透明装置であるために目立たず,快適です.
欠点としては,患者さんが使ってくれなければ全く歯が動かないという可撤式矯正装置の欠点だけでなく,毎回の歯の移動を模型上で予測するもののその予測が実際の動きと異なる場合,歯列が予想だにしない位置に移動してしまうことです.すると,最終的な調整には通常の矯正装置を装着しなければならなくなることです.
この,テクニックは開発されたばかりのもので,十分な臨床報告がされていない技術です.セールストークに躍らされ,安易に選択することは控えたほうが良いでしょう.