歯列矯正治療のテクニック:顎機能矯正装置(フレンケル装置)
顎機能的矯正装置とは,プラスチックとワイヤーによって作成されたマウスピースの様なものを,口腔内に装着させることで顎の発育を促すための装置である.
代表的なものに,Rolf Frankelにより開発されたフレンケル装置が挙げられる.フレンケル装置は,プラスチックでできたプレート「バッカルシールド」「ラビアルシールド」により,頬粘膜や舌による圧を排除し,歯が並ぶすき間(口腔内容積)を広げようとするものである.
また,構成咬合という顎位(顎の位置)をとらせることで顎の発育を促したり,抑制する役割を持つ.
しかし,日本人ではフレンケル装置を用いて効果的な顎の成長発育を促したり抑制できる症例が少ないこともわかってきて,現在では使用頻度が減少している.
ダイレクトボンディングシステムの様に取り外しの出来ない装置を固定式装置,フレンケル装置のように取り外しの出来る矯正装置を可撤式装置(かてつしきそうち)と呼ぶ.