歯列矯正治療のテクニック:ベッグ法
現在行われている,ダイレクトボンディングによるマルチブラケット法には大きく分けてベッグ法(Begg technique)とエッジワイズ法に分かれます.
ベッグ法は、Begg先生によって開発され,1956年に発表されたエッジワイズ法とは全く異なる概念の治療法で弱い力で歯を動かす事をメインとしたテクニックです.
しかし,弱い力で歯を動かす事を目的としたために,歯の三次元的なコントロールを含めた細かい調整ができないという欠点がありました.その結果ベッグ法を取り入れる歯科医院は減少し,現代矯正歯科治療では少数派となります.ちなみに日本の29大学歯学部の歯科矯正学講座で正式にベッグ法を取り入れているのは1校だけです.
しかしながらベッグ法は、その後のエッジワイズ法に多大な影響を与えたと考えられています.