歯列矯正に必要な歯の名称:歯根(しこん)
歯はお口の中で見えている部分の歯冠(しかん)だけでなく,歯冠を支える歯根(しこん)が顎の骨の中に深く埋まっています.この,歯根は歯の種類によって本数が違います.
例えば,前歯の歯根は1本ですが,奥歯の歯根は2本から4本あります.
また,歯によって歯根の長さも異なります.前歯(特に上顎側切歯及び下顎前歯)は歯根が短く,上顎の犬歯は歯根が長いのです.
歯根が長い歯は,それだけ長くお口の中に残っている場合が多いようです.高齢者のお口の中を検査すると,最後まで残っている歯は上顎の犬歯である場合が多いと報告されています.ですから,歯列矯正においても,犬歯の位置以上が著しくても犬歯を抜歯せずに治療を進める場合が多いのです.
歯列矯正治療では,歯の見えている部分歯冠を動かすだけでなく,歯根を適正な位置まで動かします.歯根は,歯冠を支える土台の部分ですから,歯根の位置まできちんとコントロールしなければ安定した歯並びは出来ないと考えられます.